バジリスクアニメについてネタバレと感想を書いてみました!
バジリスクアニメネタバレ
引用:http://www.gonzo.co.jp/archives/basilisk/
甲賀卍谷に潜む甲賀一族と、伊賀鍔隠れに潜む伊賀一族は、ともに服部半蔵を師事する忍者群同士であった。
しかし源平の昔より数百年、互いに忌み嫌う不倶戴天の敵対関係でもあった。
そんな両者がかろうじて和平を保っていたのは、服部の統制による「不戦の約定」の存在があったためだ。
そんな中、甲賀組の首領・甲賀弾正の孫弦之介と伊賀組の頭目・お幻の孫娘朧は恋仲にあった。
両家の婚約が成立すれば、数百年続いた甲賀と伊賀の確執も解けるかと思われた。
しかし来たる慶長19年4月末、甲賀・伊賀の両首領を駿府城に呼び出した徳川家康と服部半蔵(2代目)は両陣営に使命を与えた。
徳川第3代将軍となる後継者選びに悩んでいた家康は、天海の提言を受け入れ、その選定を甲賀対伊賀の忍法争いによって決めることにしたのだ。
その忍法争いの勝者とは、それぞれの一族から選ばれた10人ずつの忍者の中で、最後まで生き残り、家康より託された巻物を再び家康の前に持ち帰った者、とされた。
甲賀、伊賀から選ばれた忍者10人は皆人知を超える技を身に着けた者ばかりであった。
しかし、その中には祝言間近の弦之介と朧の名もあった。
こうして、空前絶後の合戦がはじまったのであった。
バジリスクアニメ感想
本作は小説家 山田風太郎が1958年12月号から1959年11月号まで連載した小説が原作であり、実は歴史がある作品である。
が、不朽の名作と呼ばれる作品は、時を経て漫画化・アニメ化されようともその魅力は失われることはないということが本作を見ているとわかる。
本作を通じて個人的に強く感じることが1つあるが、それは「伊賀一族は弱過ぎるのではないか」ということである。
伊賀一族は甲賀一族よりも先手を取って動き出すことができた。
というのも、不戦の約定が解かれたという旨を書かれた伝令の書を輸送する甲賀忍者一人を複数人で囲むという、ある意味汚い戦法を取ることによって見事抹殺することに成功し、甲賀一族よりも先に不戦の約定が解かれたことを知ることができたからだ。
よって伊賀一族は甲賀一族よりも圧倒的に優位な状況でスタートを迎えることができたにも関わらず、戦いが終わる頃にはほぼ五分となっていた。
さらに、伊賀一族はほぼ薬師寺天膳の不死身能力による不意打ちで甲賀一族の面々を撃破していった。
他の忍者は凡そ伊賀一族からの反撃に怯えていただけのように見えた。
無論、アニメを見終えた際の最初の感想は「面白かった」であることは揺るぎない。
しかしそのように偏った視点で見るとまた違った面白さに出会えるかもしれない。
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