あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。アニメのあらすじ・ネタバレと感想を書いてみました!

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らないあらすじ

引用:https://www.anohana.jp/tv/sp/index.html

小学校の同級生である宿海仁太、本間芽衣子、安城鳴子、松雪集、鶴見知利子、久川鉄道の6名は「超平和バスターズ」という名称のグループを結成し、秘密基地に集まって遊ぶような関係であった。

しかし、ある日芽衣子が事故によって突然死してしまったことをきっかけに、超平和バスターズは自然解散してしまう。

中学校を卒業し、高校に入学した彼らは完全に疎遠な関係となってしまっていた。

そんな中、超平和バスターズのリーダー格であった仁太は高校受験に失敗し、引きこもり当然の生活を送っていた。

漫然とした日々を送っていた仁太であったが、ある日、彼のもとに死んだはずの芽衣子が現れ、彼女からある願いをかなえて欲しいと頼まれる。

芽衣子の姿は仁太以外には見えず、当初は幻覚だと思い込んでいた仁太であったが、次第にその存在を無視することができなくなり、芽衣子の願いを叶えるように行動することを決意する。

仁太の行動力もあり、次第に超平和バスターズの面々は秘密基地に集まるようになり、芽衣子の願いを叶えるために策を練るようになる。

ただ、芽衣子の願いは釈然としないものであった。

5人は芽衣子の過去の日記から、彼女の願いは手作りの花火を打ち上げることではないかという推測に至る。

5人はその願いを叶えるために行動に移す。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない感想

放送当時「涙腺崩壊」などの文句で絶賛されていた作品であったが、個人的にはそこまで心動かされる作品ではないという感想を持っている。

というのも、この作品では登場人物たちの意味不明な言動が多すぎるからだ。

例えば、主人公格の一人である松雪 集はネット界隈を震撼させた「女装癖」の持ち主であり、視聴者を戦慄させた。

いくら芽衣子の死に自分が関わっているかもしれないというトラウマがあったとしても、そのストレスを発散させるための手法がぶっ飛びすぎている。

またそれらを目撃した他4名が、彼の行動をすんなりと受け入れるという点も不可解である。

仮に自分が高校生の時分に、旧知の仲の人間が、ある日幼馴染の恰好の女装をして自分の目の前に表れたら、おそらく成人後であっても状況を受け入れることはできないだろうと想像する。

また、主人公の宿海 仁太の最終回における、芽衣子が成仏する間際にかくれんぼを彷彿させる別れの言葉を叫ぶシーンも、唐突感がぬぐい切れず腑に落ちない。

視聴者を泣かせたいという製作者側の意図は伝わってくるが、そのためのアプローチがあまりハマっていないように感じる。

とは言うものの、物語としては一本筋が通っており、全11話を通じて感傷的な気分に浸れることは間違いない。

上述のようなネタ的な要素を享受しつつ、視聴いただければと個人的には思う。

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