やさしくて暖かい雰囲気に癒される妖怪×日常アニメ
「夏目友人帳シリーズ」(ブレインズ・ベース)(※ネタバレ有)

私は子供の頃からバトル系とかファンタジーとはとにかく画面が派手に動くものが大好きでした。

ですが、大人になるとそういうのばっかりだと疲れてきちゃうし、社会の厳しさに揉まれまくって癒しがほしいな、なんか感動するやつみたいなと思ったりするものです(笑)

ということで、本日のオススメ作品「夏目友人帳シリーズ」の感想を書いていきます。
※アニメのみに触れて書きます。

夏目友人帳あらすじ

引用:http://www.natsume-anime.jp/

夏目貴志は幼い頃から妖怪が見える体質でした。

早くに両親と死別し、親戚を転々とするものの、妖怪のトラブルに巻き込まれて奇行するように見える彼は周囲から気味悪がられ、寂しい子供時代を過ごします。

高校生になり、心優しい藤原夫婦に引き取られた貴志は、ようやく落ち着いた暮らしを送れるようになりました。

学校で友達ができ始めたある日、貴志は妖怪から逃げる途中、大妖怪斑(まだら)の封印を解いてしまいます。

斑は貴志に「夏目レイコじゃないか」と問いますが、レイコは貴志の祖母でした。

貴志は祖母の遺品「友人帳」は妖力故に孤独だったレイコが妖怪から奪った名を集めた契約書であること、それが「数多の妖を使役出来る物」として妖たちに伝わっており、狙われる身であると知ります。

そこで、斑に「自分が死んだら友人帳をやる」と約束をし、斑を用心棒にしました。

「頭の大きな猫」に見える斑をニャンコ先生と呼ぶ貴志、二人は名を取り返しに来た者、友人帳がほしい者、レイコを訪ねてきた者、相談事を抱えてきた者など様々な妖怪と関わりを持つようになります。

妖怪たちと出会いと別れを繰り返し、彼らが抱えた事情や想い、レイコの思い出を知ってゆきます。

夏目友人帳感想

夏目友人帳は定期的にアニメ化されて今やシーズン6くらいまであるなかなかの長編アニメとなりましたね。

しかし、どのお話をとっても、妖怪や人の温かくも切ないエピソードが垣間見え、でも妖怪が見えない人には届かないどかしさや、それでも妖怪を憎む人間がいる現実、夏目自身が誤解されてしまうなど、 涙なしには見られないエピソード満載です。

私は涙活したくなると結構夏目友人帳をみるのですが、毎度心をギュッと握りしめられるような、でも温かいものにくるまれるような気持ちになります。

あと、夏目くんが優しくて爽やかでカッコよくて普通に見惚れます。

女性はこういう男の子を気にせずにはいられないですよね(笑)

そしてニャンコ先生は作中多軌さん以外からはブサイク認定されていますが、かわいくてふにふにで大好きです。

飼いたい、何度でも七辻屋のお饅頭をあげてしまいそう(笑)

イケメン祓い屋名取さんや式たち、学校の愉快で優しい仲間たち、理想のおしどり夫婦の藤原夫妻など魅力的なキャラも見どころですよね。

そんな中で私の思う特に好きなポイントを以下にまとめました。

自分にしかできないことを認識して成長してゆく夏目 は、いわゆる霊感体質みたいなもので妖に構うと一人でしゃべっているように見えたりして気持ち悪がられる、学校でも家でも肩身の狭い苦しい幼少時代を過ごしていました。

開示した人間は名取や田沼、多軌が初めてのようなので、アニメで見せられる以上に壮絶な幼少期だったことでしょう。

序盤や話の途中で、卑屈になったり情緒不安定な夏目を描写してあるシーンもありますが、この物語はそんな夏目が人や妖怪とコミュニケーションをとったり学習して、自分の人生を自分らしく歩もうとする姿が見どころの一つだと思います。

夏目があんまり意識していない人で、夏目を案じる人もいたようですが、それでも原因を話したり共有したりできない彼の人生は、高校になるまで想像を絶する厳しさだったと思います。

親戚にも邪見にされ、そんな自分の境遇に肩を落とし、口を閉ざす夏目はそれでも心優しさを捨てませんでした。

ようやく、自分をやさしく包んでくれる藤原夫妻、夏目の人間性を理解し一緒にいてくれる北本や西村や笹田、ずっと言えなかった秘密を共有できるようになった田沼と多軌、祓い屋として悪い妖怪と渡り合う方法を教える名取、 夏目に世話になり恩を感じたり気に入ったりして近くにいてくれる妖怪たち、そして何よりも頼もしい用心棒のニャンコ先生、などなど、私たち観る手側は、やっと輝きだした夏目の人生を見ている気持ちになりますよね。

夏目は最初妖怪は嫌い、と思っていました。

自分の力に対しても嫌悪していましたが、妖怪と触れ合うことで、妖怪たちにも彼らの事情があり、心があることを知っていきます。

今までは「嫌い嫌い」「なんで自分だけ」と思って嫌悪してばかりでしたが、彼らに寄り添ったり好意や関心をしめすようになって、夏目はたくさんの発見をしていきます。

中には、かつて人と関わっていたけれど、人間のほうが妖怪をみる力を無くして認識できなくなり、永遠にすれ違ってしまう、みたいなもうめちゃくちゃ切ないエピソードもありますが、夏目はとぎれそうな思いを必死で伝えようと奮闘します。

ニャンコ先生に自分からやっかいごとに巻き込まれようとしている、と指摘されたり、他の妖怪仲間からも、友人帳を手放せば夏目は煩わしいものから解放されると心配されたりしていますね。

まだまだ物語の途中なのでどうなることやらですが、名取は妖怪を憎む気持ちでいっぱいになってしまった自分と夏目をくらべて「夏目は捨ててはいけない」と言っていました。

きっと名取は夏目の優しさを捨ててほしくなかったのかもしれません。

人間の間でもそうですが、繋がりや関わりは時に煩わしいですよね。

いいことばかりではない、時には非常になることも大切ですが、多くのものが見えるし、友人帳を持つからこそ夏目は、自分にしか持てない繋がりみたいなものを感じるようになってきているように思います。

それはもしかしたらレイコも諦めてしまった何かかもしれませんが、夏目は人や妖の心を大切にできる優しい人間で、ニャンコ先生もなんだかんだ言って夏目を腐れ縁の友人のように想っているようなところがありますね。

祓うでもなく、妖を虐げるわけでも、人間から距離をとろうともせず、すべてに同じような思いやりをもって接する優しい夏目がどんな大人になるのか、そこから何を見つけていくのか、成長がまだまだ楽しみですね。

今回は、「夏目友人帳シリーズ」についてでした。

今回の記事を読んで「もう一回見直したい」「久しぶりに見ようかな」「友達にすすめてみよう」と思っていただけたなら幸いです(笑)

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