とらドラアニメのネタバレ感想です。

とらドラアニメネタバレ

引用:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/toradora/

ラブコメ作品。

主人公である高須竜児は父親譲りの三白眼であり、周囲からその見た目を恐れられていることを気にしていた。

そんな竜児は高校2年生へと進級し、新たなクラスメートに、自身が本当は温厚な人間であることを知ってもらわねばならぬという憂鬱な思いを抱えていた。

一方、親友である北村祐作、そして自身がかつてから想いを寄せていた櫛枝実乃梨と同じクラスとなったことについては喜びを噛みしめていた。

そんなある日、実乃梨の親友であり、身長145cm以下の小柄ながら周囲に噛みついていくトラブルメーカーとして有名であった「手乗りタイガー」こと逢坂大河と竜児は出会う。

なんと大河は片思いをしていた祐作にラブレターを渡そうとしていたが、誤って竜児のカバンに入れてしまい、それに気づいて深夜に竜児の家へと侵入してきたのだ。

竜児は危うく大河の木刀に成敗されるところであったが、竜児も実乃梨に片思いをしている身であったために大河と共同戦線を張ることを誓い、和解することに成功する。

大河との出会いを通じて竜児は様々な出来事を経験し、温厚な人間であることを周囲に伝えることができるようになる。

そんな竜児は大河に対して信頼を置くようになる。

とらドラアニメ感想

ライトノベル原作のラブコメ作品としては比較的面白いと言える作品。

というのも、同時期にライトノベルとして出版されていた他ラブコメ作品と比べると、まだ真面目に恋愛の体を成しているような気がするからだ。

例えば同時期に人気を博していた俺妹、はがない、といった作品は倫理的な男女関係を描写しているとは言い難く、相対的に本作は良作と言えるのではないかと思う。

もちろん、本作でも2000年代後半のラブコメにありがちな男主人公が童貞感満載な展開は当然の如く登場する。

つまり、異性と交友を深める様がぎこちなかったり、見ているこちらが恥ずかしいような描写は絶え間なく出現する。(本作に登場する人物はほとんど高校生であるため仕方のないことだが)

しかし他作品と比べると、そこまでそれらの描写に不快感はなく、むしろ竜児や大河の不器用な生き方に思わず応援してしまう視聴者は少なくはないのではないかと思う。

無論、かなりロジカルな生き方をしている生徒会長に暴力行為を大河が働いたり、数か月前まで実乃梨に恋焦がれていた竜児が突如として大河と卒業したら結婚を決意するなど、行動としてやや行き過ぎである面は看過し辛いが、それでも作品全体を通じてストーリーが破綻しているような箇所は見られず、完成度としては高いほうだと言えるのではないかと思う。

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