鋼の錬金術師アニメのネタバレと感想の説明です。

果たして、評価は?

鋼の錬金術師アニメネタバレ

引用:https://www.hagaren.jp/

舞台は錬金術が科学として扱われる軍事国家「アメストリス」

その田舎に住む、エドワード・エルリック(通称・エド)とアルフォンス・エルリック(通称・アル)の兄弟が主人公である。

兄弟の父は錬金術師であり、旅に出ていてほとんど自宅に帰って来ない。

兄弟は優しい母の元で育った。

しかし母は病気で亡くなってしまう。

嘆き、悲しむ兄弟の出した結論は「錬金術で母を蘇らせること」だった。

兄弟は父の書斎の書物から独学で錬金術を身につけていた。

また錬金術の最大の禁忌が「人体錬成」であることも知っていた。

それでもなお、最愛の母のために錬金術を使用してしまった。

結果は失敗に終わり、代償としてエドは左足を、アルは全身を失うこととなる。

左足を失った痛みで朦朧とする意識の中、エドは何とか弟の魂だけでも現世に留めようと必死で近くにあった鎧に錬成陣を描き、自らの右腕を代償にエルの魂を鎧に定着させることに成功する。

兄弟の幼馴染である、ウィンリィ・ロックベルの手により機械鎧(オートメイル)を付けたエドは鎧姿のアルとともに失った身体を取り戻す旅に出る。

旅の途中、「賢者の石」と呼ばれる物体を入手すれば失った身体を取り戻せるかもしれないとの情報を得た兄弟。

しかし賢者の石は多数の人間の犠牲のもとにつくれるものだった。

身体を取り戻すことが旅の目的である兄弟の最後に下した結論は……。

鋼の錬金術師アニメ感想

独特の世界観を持つ、ダークファンタジーです。

純粋な母を思う気持ちから幼い兄弟が必死に考えて錬金術を発動させたシーンは涙なくして観れません。

こんな可愛らしい、幼い子どもが純粋に母にかえってきてほしいという気持ちだけで、何の損得勘定もなしに行った行動、いくら錬金術の最大の禁忌と言えども運命は残酷過ぎます。

私は優しい絵のタッチに惹かれて見始めたものの、残酷で容赦ない運命に言葉を失いました。

それでも兄弟のお互いを思い合う温かい気持ちには感情が揺さぶられます。

またこの作品は働く女性がカッコいいのも魅力のひとつではないかと思います。

機械鎧技師として一人前に働きつつも更に技術の向上を目指すウィンリィ、

ウィンリィの祖母であり師匠ピナコ・ロックベル、国家錬金術師、ロイ・マスタング大佐の右腕として働く銃の達人リザ・ホークアイ中尉、エルリック兄弟の護衛を勤めるマリア・ロス少尉、国立中央図書館第一分館の本の虫(後に軍法会議所へ勤務)シェスカなど、たくさんの働く女性が登場します。

皆それぞれの立場で信念を持って仕事をしており、女性からみてもカッコいい女性ばかりです。

本作の個人的一番の名シーンはマース・ヒューズ中佐の殉職と葬儀のシーンだと思います。

娘・エリシアの父の死を理解できていない発言、ともに戦ってきたマスタング大佐とホークアイ中尉のやり取りなど涙なくして見れません。

個性的なキャラクターばかりの本作ですが、個人的にはアメストリス軍の個性派揃いのメンバーと、シリアスとギャグの入り混じったシーンがとても好きです。

 

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